慈悲の瞑想!効果とやり方!

瞑想やマインドフルネスが一般的になり

慈悲の瞑想も広く行われるようになりました。

慈悲の瞑想にはどんな効果があるのでしょうか?

やり方についても詳しく見ていきたいと思います。

慈悲の瞑想とは?

慈悲の瞑想についてです。

慈悲の瞑想は、仏教の四無量心の教えに基づくものです。

四無量心とは、仏様や菩薩様の絶対の境地で

慈・悲・喜・捨の四つの教えです。

  • 慈:慈しみの心
  • 悲:哀れみの心
  • 喜:他の喜びを自分の喜びとする心
  • 捨:自分の好き嫌いを捨て平等に愛する心

四無量心は、生きとし生けるもの全てが幸せでありますように

と祈る心です。

この四無量心が簡素化されて慈悲の瞑想として広く行われているようです。

慈悲の瞑想は、googleの社員研修でも行われたりして

広まったようですね。

慈悲の瞑想の効果

慈悲の瞑想の効果についてです。

慈悲の瞑想の効果についてですが、

元々は、心を育む目的で行われているので

優しい思いやりの気持ちが高まるのではないかと思います。

自分や家族、大切な人を思い浮かべて

慈悲の瞑想することはとても簡単なことですが

嫌いな人に対しては、難しいのではないかと思います。

嫌いな人には、嫌悪感が生まれたりしますが

それを慈悲の瞑想に変えるわけなので

長期間続けることで明らかに自分の心に

変化が生まれるのではないでしょうか。

仏教の教えは、生きとし生けるもの全ての幸福を願う

というものです。

その心を育むものが慈悲の瞑想なのです。

こちらも合わせてどうぞ↓

嫌いな人の幸せを願うといなくなる

慈悲の瞑想のやり方

慈悲の瞑想のやり方についてです。

瞑想のやり方は、

リラックスして座り呼吸を整えて瞑想しますが

慈悲の瞑想は、堅苦しく考えずに

習慣にすると良いのではないかと思います。

基本通りに瞑想したい方は↓

瞑想の基本は、調身・調息・調心!

慈悲の瞑想のやり方において最も重要なことは

心構えです。

私達人間には、自我というものが存在します。

自我はとても大切な存在でその自分自身と同等に

他者のことを思いやるための心の訓練というのが慈悲の瞑想の本質です。

他者への思いやりというのは、

単に同情するとか優しい気持ちを向けるというだけでなく

他者の苦しみや辛さをも自分自身が引き受けるというほどのものです。

また、同時に自分自身への嫌悪感や自分を粗末にすることが

ないという前提でもあります。

慈悲の瞑想は、生涯かけてずっとやり続ける瞑想なのです。

広く行われている慈悲の瞑想全文を記載します↓

私が幸せでありますように 
私の悩み苦しみがなくなりますように 
私の願いごとが叶えられますように 
私に悟りの光が現れますように 
私が幸せでありますように(3回) 

私の親しい人々が幸せでありますように 
私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように 
私の親しい人々の願いごとが叶えられますように 
私の親しい人々に悟りの光が現れますように 
私の親しい人々が幸せでありますように(3回) 

生きとし生けるものが幸せでありますように 
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように 
生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように 
生きとし生けるものに悟りの光が現れますように 
生きとし生けるものが幸せでありますように(3回) 

私の嫌いな人々が幸せでありますように 
私の嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように 
私の嫌いな人々の願い事が叶えられますように 
私の嫌いな人々に悟りの光が現れますように 
私を嫌っている生命が幸せでありますように 
私を嫌っている生命の悩み苦しみがなくなりますように 
私を嫌っている生命の願い事が叶えられますように 
私を嫌っている生命に悟りの光が現れますように 

生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)

慈悲の瞑想

チベット仏教には、ゲシェ・ランリ・タンパの『心を訓練する八つの教え』が

あります。

慈悲の瞑想の理解を深めるためにはおすすめです↓

心を訓練する八つの教え

1. 私はすべての有情のために 如意宝珠にもまさる最高の目的を達成しようという決意によって常に有情を慈しむことができますように

2. 誰と一緒にいる時でも 自分を誰よりも劣った者とみなし 他者を最もすぐれた者として 心の底から大切に慈しむことができますように

3. いかなる行ないをする時も、自分の心をよく調べ 自分と他者を害するだけの煩悩が 生じるやいなや真っ向から立ち向かい すぐさま力ずくで対治することができますように

4. 悪い性質を持った有情たちが 悪行や辛苦に苛まれているのを見た時 貴重な宝を見つけたかのように 得がたいものとして大切に慈しむことができますように

5. 誰かが私に嫉妬して 罵倒し、侮辱するなどひどい目にあわせても 負けは自分が引き受けて 勝利を他者に譲ることができますように

6. 私が助けてあげて大きな期待を寄せていた人が 理不尽にも私をひどい目にあわせたとしても その人を聖なる師とみなすことができますように

7. 要約すると、直接的にも間接的にも 母なるすべて〔の有情たち〕に利益と幸せを捧げ 母〔なるすべての有情たち〕の被害と苦しみをみな ひそかに私が引き受けることができますように

8. これらのすべて〔の修行〕が 世俗の八つの思惑に汚されることなくすべての現象は幻のごときものと知って 執着を離れ、束縛から解放されますように

引用元:ダライラマ法王日本代表部事務所

慈悲の瞑想!効果とやり方!まとめ

慈悲の瞑想!効果とやり方!まとめです。

慈悲の瞑想は、仏教における重要な瞑想法でもあります。

日常生活の中に取り入れながら深く理解していくのがいいかと思います。

生涯やり続ける瞑想法なので私も気負わず気長にやり続けたいと思います。

チベットの慈悲の瞑想は、チベット瞑想講座でも行っています。

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