ストレスとは?

心とは?

穏やかで安心していつも幸福でありたいというのは、万人共通の願いです。

この心について考えてみたいと思います。

まず、心はどこにあるのでしょうか?

心臓?頭?意識?

いろいろな意見が出てきそうですが、ここでは、まず、生理学的な観点から考えてみたいと思います。

私たちが、ストレスを感じたり、幸福を感じたりする心は、脳内にあります。

私たちが持つ豊かな知能や豊富な言葉を使いわけ、社会的な生活を営むことが出来るのは、大脳皮質が発達しているおかげだと言われています。

この大脳皮質は、前頭葉・側頭葉・頭頂葉・後頭葉に分けられます。

この中の前頭葉の最も前の方に位置する前頭前野は、感情脳と深く結びついていると言われています。

感情脳は、大脳辺縁系という場所に存在していると言われています。

人間の心は、感情脳と深く結びついている前頭前野にあると言われています。

つまり、大脳辺縁系と前頭前野この二つが心と大きな関係があるということになります。

そして。前頭前野の働きは、共感、仕事、学習この3つであると言われています。

・幸福度を決定する脳内物質

 共感:セロトニン神経・セロトニンを分泌

    脳が高い働きができる状態を常に維持してくれる、

    クールな覚醒状態を維持する神経です。

    ドーパミンやノルアドレナリンが内外からのストレス刺激によって

    放出量を変えるのに対しセロトニンは、

    刺激の有無に関わらず常に一定量のセロトニンを放出し続けます。

    セロトニンは、セロトニン自体が何か仕事をするわけではなく、

    ドーパミンやノルアドレナリン神経の過興奮を抑え、

    脳全体に「平常心」をもたらしてくれます。

    セロトニンが活性化しているなら、ノルアドレナリン、ドーパミンが

    多少興奮状態にあっても上手に抑えてバランスをとってくれるのです。

    つまり、セロトニン神経を鍛えると、ストレスに強くなり、

    内外からの刺激に強くなって、

    常に平常心でいられるようになるということになります。

 仕事:ノルアドレナリン神経・ノルアドレナリンを分泌

     生命の危機や不快な状態と戦う時に分泌される脳内物質です。

     怒りや危険に遭遇した時に自律神経に働きかけ、血圧を上昇させ、

     心臓の拍動を早め、戦闘態勢をとります。

     ノルアドレナリン神経は、適度に緊張(適度なストレス)していると

     仕事をテキパキとこなしますが、過度に興奮しすぎると

    (過剰なストレスを感じたり、ストレスを溜め込みすぎると)

     異常興奮状態を引き起こし、うつ、不安神経症、パニック障害、

     強迫神経症、対人恐怖症などさまざまな精神疾患をもたらします。

     セロトニン神経がクールな覚醒状態なのに対し、

     ノルアドレナリン神経は、ホットな覚醒状態ということになります。

     また、ノルアドレナリン神経は、内外からのストレス刺激によって

     放出量を変えます。

  学習:ドーパミン神経・ドーパミンを分泌:快感を操る

     地位、名誉、お金、美容など報酬を前提にいろいろな努力をする

     神経です。

     そのため、逆に報酬が得られないと不快感となりストレスになり

     ます。

     上手なコントロールが出来ないとアルコール依存や買い物依存など

     の依存症につながります。

     ちょうど良い状態は意欲やポジティブな心の状態を作り出します。

ストレスについて

ストレスは、どんな種類があるのでしょうか?

ストレスは、

・身体的ストレス

・快が得られなくなって生じるストレス

・他人から正当に評価されないストレス

(どうして私のことをわかってくれないの?というストレス)

この3つが考えられます。

これらのストレスと最も深い関係にあるのが

・身体的ストレス:ノルアドレナリン神経(仕事脳)

・快が得られなくなって生じるストレス:ドーパミン神経(学習脳)

・他人から正当に評価されないストレス:セロトニン神経(共感脳)

 (どうして私のことをわかってくれないの?というストレス)

この三つのストレスを消すためにはどうしたら良いのでしょうか。

この三つのストレスを消すのに最も重要な鍵を握っているのが、セロトニン

なのです。

なぜなら、セロトニンは、鍛えることによって平常心を保つことができるようになる神経だからです。

●セロトニンの心身を健康にする5つの働き

・クールな覚醒:脳が高い働きをしてくれるように常に維持

        遅いα波

・平常心の維持:精神的なストレスをコントロールしやすくなる

        多少のストレスがあっても負けてイライラしたり、

        キレやすくなったりすることもなく、

        逆に嬉しいことがあってもはしゃぎすぎたり舞い上がったり

        することもなくなります。

つまり、常に冷静に自分をコントロール出来るようになるということです。

冷静に自分をコントロール出来るようになると適度な緊張を持って、自分の能力を最大限に発揮させることが出来るようになります。

・交感神経の適度な興奮:交感神経が非常に強く活性化した状態は

            ストレス状態です。

   交感神経の適度な興奮状態とは、スッキリとした朝の目覚めの状態です。

・痛みの軽減:ストレスによる神経の伝導をセロトニンが抑制してくれるために一定の痛みに対してもそれほど辛さを感じなくなります。

       (痛みは、身体にストレスを与えているのです)

・良い姿勢の維持:セロトニン神経は、抗重力筋につながる運動神経につながって刺激を与えています。

セロトニン神経が弱まると抗重力筋の緊張も弱まるのできちんとした姿勢を維持するのが辛く、ついゴロゴロしてしまいます。

目元も力がなくなりだらっとした印象の表情になります。

*抗重力筋とは、姿勢を維持するのに重要な重力に逆らって働く筋肉のことです。

例えば、首筋、背骨の周りを支える筋肉、下肢の筋肉、まぶたや顔の筋肉などです。

抗重力筋は、寝ている時には弛緩して休み、目覚めると時速的に収縮を続け、姿勢を整え、引き締まった表情を作ってくれます。

セロトニン神経が活性化していれば頭がクリアになり、元気がみなぎり、心は安定し、ストレスや痛みに強く、姿勢も表情も引き締まります。

逆にセロトニン神経が弱まると仕事はもちろん、生活のクオリティまで下がってしまい、その上、心の病気にもなりやすくなります。

セロトニン神経を活性化させると、ストレスに強くなるだけでなく、人生のクオリティを上げることになるのです。

●セロトニン神経を活性化させる方法

・規則正しい生活

 朝、起きたらカーテンを開け、太陽の光を浴びることが大切です。

 体内リズムが崩れると良質な睡眠が取りにくくなりますので、体内リズムを整えるためにも大切なことです。

セロトニンは、朝作られますが、普通にカーテンを開け、部屋いっぱいに太陽光を入れたり、朝の太陽光を浴びながら通勤、通学することで十分です。

目安としては、だいたい30分くらいです。

夜、暗くなると脳の松果体からメラトニンのホルモンが出て、私たちは、眠りにつくのですが、このメラトニンの材料になっているのがセロトニンなのです。

うつやストレスの多い人は、夜なかなか寝付けなかったり、夜中に何度も目が覚めたり、また不眠を訴えることが多いですが、安眠ホルモンであるメラトニンの材料のセロトニン不足であるとも言えるのです

また、メラトニンは、夜、ぐっすりと眠れるだけでなく、日中出来てしまった活性酸素を除去してくれる働きがあります。

つまり、アンチエイジングの効果も高いと言われているのです。

・リズム運動→呼吸

 一日中PCに向かっていたり、スマホを使っていることによりセロトニン神経がダメージを受けてしまうこともあります。

どんな環境にも負けずにセロトニン神経を高める方法を取り入れることが大切です。

それは、リズム運動にあると言われています。

疲れるとセロトニンの濃度は逆に下がってしまうので、無理なく長期間続けることが大切なことです。

セロトニンと腸内環境

セロトニン神経が鍛えられていれば、

・朝は、スッキリと目覚め

・交感神経が適度に緊張しているので元気がみなぎり

・身体もスムーズに動く

・姿勢が良く、目力もあって、

・なんの不安もない安定した精神状態

でいることが出来ます。

とても大切なセロトニンですが、このセロトニンの前駆体は、腸で作られていると言われています。

つまり、セロトニンを活性化するためには、同時に腸内環境も整えておく必要があるということなのです。

重要な働きをするセロトニンですが、しかし、セロトニンには、免疫力を高める働きはありません。

しかし、腸内環境を高めることによって、免疫力は、高められるのです。

セロトニンの前駆体の実に95%が腸内で作られていると言われているのですから、腸内環境を整えることは、免疫力が高まり、セロトニンも活性化されるということになります。

腸内環境が鍵を握っているのです。

腸内環境を整える重要性

私達の免疫の70%は、腸内細菌で作られていると言われています。

 腸内細菌が少ないと免疫力が低下し、アトピー、喘息、花粉症などのアレルギー性疾患が生じると言われているのです。

日本人の食物繊維の摂取量

1951年 一人あたり一日27g

1966年    〃   18g

1994年    〃   16g

現在の日本人の一日の食物摂取量は、13gと言われています。

このように日本人の食物繊維の摂取量は、戦前の半分以下にまで落ちてきていますが、食物繊維の摂取量の減少と同時にアレルギー、うつの疾患が急激に増加してきていると言われています。

食物繊維の摂取量の減少と半比例して増えてきたのが、アレルギーと心の病だと言われているのです。

セロトニン神経が弱まると仕事はもちろん、生活のクオリティまで下がってしまい、その上、心の病気にもなりやすくなります。

心の病、腸内環境、セロトニン

この3つがとても重要な関係にあると考えられます。

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