
春は東洋医学で「肝(かん)」の働きが活発になる季節です。
肝は気や血の巡りをコントロールし、感情や目の健康とも深く関わっています。
しかし、春は気温や環境の変化が大きく、自律神経が乱れやすい時期。
花粉症や肌荒れ、イライラといった不調が出やすくなります。
そんな春の不調をやさしく整えるのが薬膳の知恵。
この記事では、肝を整える春の食材と、手軽に作れる薬膳レシピをご紹介します。
目次
1. 春と「肝」の関係(東洋医学の視点)
東洋医学では、春は「肝」が活発になる季節とされます。
肝の主な働きは次の3つです。
- 気や血の巡りをスムーズにする
- 感情の安定に関わる(怒り・イライラは肝の乱れと関係)
- 目や爪の健康を保つ
春に肝が乱れると、次のような不調が出やすくなります。
- 花粉症・鼻づまり・目のかゆみ
- 情緒不安定、イライラ
- 頭痛やめまい
- 生理不順やPMSの悪化
2. 肝を整える春の薬膳食材
肝を整えるためには、「巡りを良くする食材」と「潤いを与える食材」を意識します。
食材 | 効能 | 活用例 |
---|---|---|
菜の花 | 気血の巡りを良くし、デトックス | おひたし、スープ |
セロリ | イライラやのぼせを鎮める | サラダ、炒め物 |
しそ | 花粉症予防、抗アレルギー作用 | 和え物、スープ |
クレソン | 血行促進、解毒作用 | サラダ、スープ |
いちご | ビタミンC補給、目の充血に | デザート、サラダ |
はと麦 | むくみ解消、肌荒れ改善 | スープ、おかゆ |
3. 春の薬膳レシピ2選
レシピ① 菜の花とあさりの薬膳スープ
材料(2人分)
- 菜の花 1/2束
- あさり 200g
- 生姜 1かけ
- 水 400ml
- 塩・こしょう 適量
作り方
- あさりは砂抜きし、殻をこすり洗いする。
- 鍋に水と生姜、あさりを入れ、中火で加熱。
- 殻が開いたら菜の花を加えてサッと煮る。
- 塩・こしょうで味を整える。
ポイント
菜の花の苦味は肝をスッキリさせ、あさりは血液浄化とデトックスに効果的。
レシピ② セロリと鶏むね肉の香り炒め
材料(2人分)
- 鶏むね肉 150g
- セロリ 1本
- にんにく 1かけ
- ごま油 大さじ1
- 塩・こしょう 適量
作り方
- 鶏むね肉はそぎ切りし、軽く塩・こしょうで下味をつける。
- セロリは斜め切り、にんにくは薄切りにする。
- フライパンにごま油を熱し、にんにくを炒め香りを出す。
- 鶏肉を加えて火を通し、セロリを加えてサッと炒める。
ポイント
セロリの香り成分が自律神経を整え、春のイライラ解消に役立ちます。
4. 花粉症・イライラ対策の薬膳ポイント
- 香りのある野菜(しそ、セロリ、三つ葉)で気の巡りを良くする
- 緑色の春野菜で肝の働きを高める
- ビタミンCや抗酸化成分で免疫力をサポート
まとめ
春は肝を整えることで、花粉症やイライラなどの不調をやわらげやすくなります。
薬膳の知恵を日々の食事に取り入れ、巡りの良い体と心で新しい季節を迎えましょう。
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