自己肯定感と我をなくすことの共存はあり得る?

自己肯定感と我を無くすことは相反することのように思うのですが、、

というご質問を頂きました。

近年、自己肯定感が注目を集め、個々の成長や幸福に対する重要性が

強調されています。

しかし、一方で「我を無くすこと」や「自己を超えること」もまた、

精神的な成熟や深い理解を追求する上で重要な要素とも言えます。

自己肯定感と我をなくすことの共存はあり得ないのでしょうか?

自己肯定感と我をなくすこと

まず自己肯定感と我をなくすことについて一般的な概念から見てみましょう。

自己肯定感を持つということは、自己の存在や価値を認め、自分自身を

肯定することです。

一方で、完全に「我を無くす」ことは、個性やアイデンティティを

失ってしまうおそれがあります。

しかし、実際には自己肯定感を持つことと我をなくすことは、

相反しない場合もあります。

理由は、自己肯定感は単に自らを良いと思うことだけではなく、

他者との関係や社会的な評価を含めた幅広い要素で構成されているからです。

我を無くすことによって、自分自身を客観的に見つめることや他者の視点を

取り入れることができます。

この状態だと、他者からの批判や評価によって自己肯定感が揺らぐことも

少なくなります。

他者の評価に左右されず、自分自身の内なる声や直感に従って行動することが

できるため、より本質に近い自己肯定感を持つことができます。

また、我を無くすことは、他者とのつながりや共感を深めることにも

寄与します。

他者との関係性を重視することで、自己肯定感を高めることができます。

他者の存在や意見を尊重し、信頼関係を築くことで、自分自身を

受け入れることができるのです。

最終的には、自己肯定感を持つことと我をなくすことは、一見相反するように

感じられるかもしれませんが、実際には両者は補完的な関係にあると言えます。

自己を個別の存在として認識することで自己肯定感は向上する一方で、

他者との関係を重視し、我を抑えることでより深い自己肯定感を得ることも

可能です。

他者との関係性を大切にし、自分自身を客観的に見つめることで

自己肯定感と共存し、より充実した人生を送ることができるでしょう。

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我をなくすこととは?

我をなくすという表現は、仏教の概念に関連しています。

全ては無常であり実態のないものだと悟ることで苦しみから解放されると

仏教では説かれています。

全ては実態のないものなので、私という存在そのものも実態がないわけです。

私という存在そのものの実態がないので自己肯定感を高めるという考え方自体が

存在しないことになります。

自己肯定感は、自分という我に執着した状態だとも言えるかなと思います。

自己肯定感が低いから高めたいという悩みは、自己執着の意識から始まると

言えるのではないでしょうか。

自己執着の意識がどんどん薄れていく段階で、悩みも減り不動の心の状態へと

近づいていきます。

その状態では自己肯定感を高めたい、自分を認めたいという意識すら

起こらなくなるのではないかと思います。

自己肯定感と我をなくすことの共存はあり得る?まとめ

自己肯定感と我をなくすことの共存はあり得る?まとめです。

一般的な概念からは、自己肯定感と我をなくすことの共存はあり得ると

言えそうです。

充実した人生になるのではないでしょうか。

自己執着をなくすやり方を極めていく場合は、自己肯定感を持つ必要も

なくなります。

自己執着をなくしていくには、瞑想がおすすめかと思います。

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