瞑想で起きる頭痛は好転反応?原因と解消法を解説!

瞑想をすると頭痛がしたり、頭が締め付けられるような感覚がある

というのは好転反応と言われているようです。

本当に瞑想の好転反応なのでしょうか?

原因と解消法についても詳しく見ていきたいと思います。

瞑想で頭痛がするのはなぜ?

瞑想は心を落ち着け、集中力や自律神経のバランスを整える素晴らしい方法です。
しかし、瞑想中に頭痛を感じる方は少なくありません。

実際に以下のようなケースが多く報告されています:

  • 瞑想中にこめかみがズキズキする
  • 瞑想後に頭が重く感じる
  • 額や後頭部に鈍い痛みを感じる

こうした症状の多くは、一時的な身体の反応である場合があります。

瞑想で頭痛やめまい?それって本当に好転反応?

瞑想には、誘導瞑想・ヒーリング瞑想・呼吸瞑想・マインドフルネスなど

さまざまな種類があり、どれも本来は心身を深くリラックスさせる効果が

あります。

それにもかかわらず、瞑想中や瞑想後に頭痛が起きたり、めまいを感じたりする

というのは、とてもつらいものですよね。

「これは好転反応なのかも?」と考える方も多いようですが、本当にそうなのでしょうか?

まずは、「好転反応」という言葉の意味から、確認してみましょう。

「好転反応」とは本来どういう意味?

「好転反応」はもともと、漢方医学における一つの考え方に由来しているとされています。

たとえば、中国古典のひとつ『尚書(しょうしょ)』には、体の変化の

プロセスについての記述があり、それを基に18世紀の日本の漢方医・吉益東洞が提唱したとされます。

彼は、漢方薬を服用した直後に一時的に症状が悪化するが、その後に改善へと向かう現象を「瞑眩(めんげん)」と呼びました。

これは現在でいう「好転反応」として広く知られています。

ただし、この「瞑眩(めんげん)」という概念はあくまで漢方薬を服用した場合の反応であり、

現代の瞑想や代替療法にそのまま当てはめるのは少し無理があるともいえます。

このようなことから、瞑想で起こる頭痛を“好転反応”と断定するのは慎重に考える必要があります。

実際には、姿勢の問題や呼吸の乱れ、集中のしすぎによる自律神経の過緊張など、ほかの原因が関係している可能性が高いのです。

次の章では、中医学の視点から、瞑想中の頭痛が起こる原因を深掘りしていきます。

瞑想中の頭痛はなぜ起こる?中医学の視点から解説

瞑想によってリラックスするはずなのに頭痛がする……。
これは中医学の観点から見ると、「気(エネルギー)」や「血(けつ)」の

巡りに関係していると考えられます。

● 気が頭に偏る(上実下虚)

瞑想で意識を集中しすぎると、気が上(頭部)に集まりやすくなります。
これは中医学でいう「上実下虚(じょうじつかきょ)」の状態で、頭部の気が

過剰になり、逆に下半身が虚して不安定になっている状態です。

結果として「頭が締めつけられるような痛み」や「のぼせ」「めまい」などを

感じることがあります。

● 肝気鬱結(かんきうっけつ)

また、瞑想を通じて内面に向き合うことで、抑圧されていた感情やストレスが浮上することがあります。

これが中医学でいう「肝気鬱結(かんきうっけつ)」につながり、気の巡りが

滞ってしまうと、頭部の張りや痛みとなって現れやすくなります。

● 血虚(けっきょ)による頭痛

慢性的な疲れやストレスがある方は「血虚」と呼ばれる状態に陥っていることが多く、脳や神経に十分な栄養が届かないことで頭痛が生じる場合もあります。

中医学的な理解:バランスがカギ

中医学では「気・血・水(津液)」のバランスを保つことが健康の基本と

されます。

瞑想によってこのバランスが一時的に動かされると、体が変化に対応しきれず、頭痛のような症状を生むことがあります。

大切なのは、“気を下に降ろす”こと(降気)と、全身の流れを整えること

(疏肝理気・養血活血)です。

よくある瞑想頭痛の原因5つ

1. 力みすぎ(姿勢の緊張)

無意識に肩や首に力が入っていると、血流が悪くなり頭痛が起こります。

2. 呼吸が浅い・不自然

浅い呼吸や無理な呼吸法は、酸素不足につながり頭痛の原因に。

3. 姿勢が悪い

背骨が曲がっている、頭が前に出ているなど、体に負担のかかる姿勢は頭痛を誘発します。

4. エネルギーの滞り

チャクラや氣の流れがスムーズでないと、額や頭頂部に圧がかかることがあります。

5. 感情の解放

過去の感情が浮上し、精神的な負荷が頭痛として表れることもあります。

瞑想頭痛の対処法と予防策

● 瞑想前に深呼吸してリラックス

意識的に腹式呼吸を行い、体と心の緊張をほぐしましょう。

● 姿勢を見直す

背筋をまっすぐにし、頭が体の上に自然に乗るよう意識します。クッションを使ってもOK。

● 無理に集中しすぎない

「無にならなきゃ」と思うほど、逆に力が入りやすくなります。心地よさを優先に。

● ゆっくり体をほぐす

軽いストレッチや白湯を飲むことで、氣の流れを整えましょう。

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瞑想で起きる頭痛は好転反応?原因と解消法を解説!まとめ

瞑想で起きる頭痛は好転反応?原因と解消法を解説!まとめです。

瞑想は、リラックスして心身共に快適になるものです。

身体や環境を快適にした状態で行いましょう。

大切なのは、体と心の声に耳を傾けながら、無理なく続けていくこと。

安心して瞑想を楽しめるよう、姿勢・呼吸・リラックスを意識してみてくださいね。

瞑想の前の軽いストレッチもオススメです。

軽いストレッチには、チベット体操がオススメです。

チベット体操は、簡単ですので是非、試してみてくださいね。

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