
2022年に開催されたチベット体操チャリティーイベントで、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表アリヤ・ツェワン・ギャルポ氏から興味深いお話を伺いました。
それは「チベットの高齢者には、ほとんど認知症の人がいない」ということ。
なぜチベット人には認知症が少ないのか――その理由のひとつが、日常的に行われているマントラ瞑想にあるそうです。
この記事では、その背景と科学的な視点、そして実際に私がマントラ瞑想を続けて感じた効果をご紹介します。
目次
チベット人に認知症が少ない理由
チベット文化において、マントラ(真言)を唱える習慣は日常の一部です。
多くのチベット人は、数珠を片手にマントラを唱え、精神を集中させています。
アリヤ代表によると、この習慣こそが脳の健康を保ち、認知症予防につながっているのだとか。
数珠を繰ることで指先を動かし、マントラを唱えることで呼吸と集中を保つ――この一連の動作が、脳全体を活性化させているのです。
科学的に見たマントラ瞑想の効果
現代医学の研究でも、瞑想やマントラ唱和は脳に良い影響を与えることが報告されています。
- 脳血流の改善:指先を使う「巧緻運動」は前頭葉や海馬の血流を促進し、記憶力低下を防ぐ効果が期待されます。
- ストレス軽減:マントラ瞑想は副交感神経を優位にし、脳の炎症リスクを下げるとされます。
- 集中力・記憶力向上:一定のリズムで言葉を繰り返すことで、脳波が安定し集中力が高まります。
つまり、チベット人が日常的に行っているマントラ瞑想は、文化的習慣であると同時に、科学的にも脳を守る生活習慣と言えるのです。
マントラ瞑想の体験談
私も実際にチベットで広く唱えられているマントラを選び、数珠を手にして挑戦してみました。
初期(〜2日目)
- マントラを覚えるのに一苦労
- 1000回も唱えられず、疲労感と眠気が強い
中期(2.5万回〜)
- 突然、深い心地よさを感じる
- 腹式呼吸が自然に身につく
- 睡眠の質が向上し、夜中に目覚めてもすぐ眠れる
後期(5万回〜10万回)
- 集中力が高まり、雑念が減る
- 心が静まり、精神的安定を実感
- 1日の中での感情の変化に敏感になり、自己観察力が向上
この過程で感じたのは、マントラ瞑想は単なる宗教儀式ではなく、脳と心を深く整えるトレーニングだということです。
マントラ瞑想のやり方(初心者向け)
- 数珠を用意(108珠が一般的)
- 静かな環境に座り、背筋を伸ばす
- 決めたマントラを心を込めて唱える
- 数珠の玉を一つずつ繰る
- 1日数百〜1000回を目安に継続
*呼吸は自然に任せ、できるだけ一定のリズムを保つのがポイントです。
*マントラ瞑想は、正式なラマから伝授を受けることがおすすめです。
認知症予防のヒント
- 指先の運動+呼吸+集中は、脳を活性化する黄金の組み合わせ
- マントラ瞑想は日本でも応用可能(数珠の代わりに指カウントでもOK)
- チベット体操や丹田呼吸法など、他の健康法と組み合わせると相乗効果が期待できます
まとめ
チベット人に認知症が少ない背景には、日々のマントラ瞑想と瞑想的生活習慣があります。
数珠を繰りながらマントラを唱える――このシンプルな習慣が、脳を守り、心を整えるのです。
私自身の体験からも、マントラ瞑想は睡眠の質や集中力向上に大きな効果があると実感しています。
ぜひ、日常に取り入れてみてください。
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