
火の呼吸は、格闘家ヒクソン・グレイシーによって日本でも有名になりました。
しかしこの呼吸法、独学では危険なこともあるのをご存じですか?
本記事では、火の呼吸のやり方と効果、注意点、さらにはクンダリーニヨガとの関係まで、分かりやすく丁寧に解説します。
目次
🔥 火の呼吸とは?危険性があるって本当?
火の呼吸は、鼻呼吸を用いた激しい腹式呼吸の一種です。
まるで鍛冶屋のふいご(送風機)のように、力強く空気を体内に送り込みます。
この呼吸法は「火元素(アグニ)」を活性化し、心身のエネルギーを燃やす役割があります。
▼ 火の呼吸が危険とされる理由
- 腹圧が急激に高まる
- 呼吸が浅くなると酸欠状態に陥る可能性
- 空腹時や満腹時に行うと気分が悪くなる
- クンダリーニ覚醒が引き起こす精神的混乱のリスク(稀)
正しい知識と準備をもって行うことが重要です。
🔄 火の呼吸とカパラバティの違いとは?
比較項目 | 火の呼吸(バストリカ) | カパラバティ |
---|---|---|
リズム | 吸う・吐くともに力強く | 吐く動作のみを強調 |
スピード | ゆっくり | 早い |
主な目的 | 代謝アップ・浄化・集中 | 毒素排出・頭部浄化 |
ヨガの流派 | クンダリーニヨガ系 | ハタヨガ系 |
どちらも腹部を使う強めの呼吸法ですが、目的や作用が異なります。
✅ 火の呼吸の正しいやり方(初心者向け)
- 楽な坐法で座る(背筋はまっすぐ)
- 鼻から吸いながらお腹を大きく膨らませる
- 鼻から勢いよく吐きながらお腹を凹ませる
- 吸う・吐くをテンポよく繰り返す(10回〜スタート)
- 呼吸を止めず、酸欠に注意しながら徐々に回数を増やす
※食後や体調不良時は避けてください。
💡 火の呼吸の効果|代謝・集中力・消化力UP!
火の呼吸の主な効果は以下の3つです:
- インナーマッスル強化(体幹)
→ 腹筋・背筋・横隔膜が鍛えられ、姿勢改善や基礎代謝アップ - 消化力&デトックス促進(アグニの活性)
→ アーユルヴェーダ的にも「オジャス(生命力)」が高まる - 集中力アップ・メンタルクリア
→ 雑念が消え、意識が内側へと深まっていく
🧘♀️ 火の呼吸はクンダリーニヨガの一部
火の呼吸は、クンダリーニヨガの代表的な呼吸法のひとつです。
クンダリーニとは、尾てい骨に眠るとされる根源的エネルギー。
火の呼吸はこのエネルギーを目覚めさせるための導入にも使われます。
ただし、クンダリーニ覚醒は人によっては混乱や不調を招くことも。
経験者の指導を受けることをおすすめします。
🚨 火の呼吸を行うときの注意点
- 空腹時・満腹時・高血圧・妊娠中は避けましょう
- 呼吸が浅くなってきたら無理せず中止
- 頭がぼーっとしたり気分が悪くなったら中断し、安静に
- 初心者は1日10回×2セット程度から始めるのが安心
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