
血圧測定のとき、緊張して高めに出てしまう… 呼吸が浅くなっていると感じる…
そんな方は、「呼吸」と「血圧」の関係に注目してみましょう。
この記事では、呼吸と自律神経の関係、息を止めると血圧がどう変化するか、そして呼吸法によって血圧を安定させた体験談まで詳しく紹介します。
目次
1. 呼吸と血圧の基本
血圧とは、心臓から送り出される血液が血管内に与える圧力のことです。血液の量や血管の太さ・弾力性、自律神経の状態によって変化します。
- 交感神経が優位になると血圧は上がる
- 副交感神経が優位になると血圧は下がる
つまり、呼吸によって自律神経を整えることが血圧にも影響するのです。
とくに「白衣高血圧」のように、緊張状態で血圧が上がるのは、浅い呼吸や息止めによる交感神経の過剰反応が一因です。
2. 息を止めると血圧はどうなる?
「息を止める」といっても、以下の2つで効果はまったく異なります。
① 呼吸法としての息止め(ヨガ的アプローチ)
ヨガや呼吸法で行う「息を止める」テクニックは、あくまでリラックスを目的とした一時的な操作です。
- 腹式呼吸とセットで行うことが多い
- 呼吸のリズムを整える効果
- 副交感神経を優位にし、結果として血圧を下げる方向に作用
② 息む(力を入れるために止める)
いわゆる「バルサルバ効果」です。
- 重い物を持ち上げるとき
- 便秘でトイレに力むとき
このようなときに「息を止めて力む」動作は、直後に血圧が一時的に下がり、その後急上昇する特徴があります。
特に高血圧の方は、これが危険因子となるため注意が必要です。
3. 呼吸法で血圧が下がった体験談
チベット体操インストラクターの先生から聞いた、こんな体験談があります:
高血圧気味だった生徒さんに、腹式呼吸の大切さを伝えたところ、 「家でも深い呼吸を意識するようになって、2回目の測定では血圧が10も下がっていました!」
呼吸だけでこれほど違いが出ることに、本人も驚かれていたとのこと。
呼吸は、自律神経を整える「唯一自分で操作できる方法」です。
4. まとめ:血圧と呼吸の関係を理解しよう
- 呼吸は血圧と密接に関係しています
- 息を止める場合も、やり方次第で効果が正反対になります
- 日常生活では腹式呼吸を意識して、副交感神経を優位にし、血圧を安定させましょう
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