腹式呼吸と胸式呼吸は何が違うのでしょうか?
また、どっちがいいのでしょうか?
詳しく見ていきたいと思います。
腹式呼吸と胸式呼吸の違い
腹式呼吸と胸式呼吸の違いについてです。
腹式呼吸と胸式呼吸の大きな違いは、使う筋肉によります。
吸ったり吐いたりの呼吸は、肺で行われますが
肺が自発的に動くわけではなく肺周囲の筋肉が動くことで
呼吸が行われています。
腹式呼吸も胸式呼吸もどちらも自然に行われている呼吸で
- 腹式呼吸は、眠っている時
- 胸式呼吸は、日中
に行われていることが多い呼吸です。
呼吸に関する筋肉は、呼吸筋と呼ばれ20種類以上あります。
詳しくは↓
呼吸には、たくさんの筋肉が使われますが
腹式呼吸と胸式呼吸で使われる主な筋肉の大きな違いは
- 腹式呼吸:横隔膜
- 胸式呼吸:肋間筋
になるかと思います。
もう少し詳しく見ていきましょう。
腹式呼吸
横隔膜を使って呼吸を行います。
睡眠時やリラックス時は、腹式呼吸が行われています。
横隔膜が上下に動くことで深く息を吸っている状態になります。
日中は、緊張していることが多いため腹式呼吸が行われていない
ことが多いかと思います。
心身の緊張を緩め深くリラックス出来るためにも
腹式呼吸が推奨されていることと思います。
腹式呼吸は、横隔膜を使う呼吸なので
横隔膜が動くようにしておくことが重要です。
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胸式呼吸
胸式呼吸は、胸が膨らむ呼吸です。
肋骨の間にある肋間筋が主に使われます。
息を吸う時には、肋骨が体の上方に動き、胸腔が広がります。
大きく胸郭が広がる呼吸に深呼吸があります。
運動をしている時やストレスを感じている時には
胸式呼吸になっています。
腹式呼吸と胸式呼吸どっちがいい?
腹式呼吸と胸式呼吸どっちがいいのでしょうか。
腹式呼吸のメリットが強調されていますが腹式呼吸、胸式呼吸共に大事です。
腹式呼吸と胸式呼吸は、使われる筋肉の違いなのでどちらの筋肉も
鍛えておいた方がいいですね。
腹式呼吸、胸式呼吸共に自律神経のバランスを整える働きがあります。
自律神経を自分の意志でコントロールできるのは、呼吸だけになります。
心身共に緊張状態にある時には、呼吸が浅くなっています。
長期間続くことで自律神経のバランスは乱れがちになりますが
ゆっくりとした深い呼吸を行うことで
自律神経のバランスを整えることが出来ます。
人前でのスピーチで緊張し、深呼吸して落ち着かせるということが
ありますよね。
ですので腹式呼吸・胸式呼吸どちらがいいということはないかと思います。
ただ、腹式呼吸のメリットが多く語られているのは
東洋の考え方の側面が大きいからではないでしょうか。
腹式呼吸は、丹田呼吸法が紹介されていることが多いかと思います。
丹田は、東洋医学や気功の考え方からとても重要な場所です。
人間の生命エネルギーの大元を東洋医学では元気と言いますが
元気の源である場所です。
腹式呼吸は、丹田を鍛え元気を鍛えてくれる働きがあるため
腹式呼吸のメリットが強調されるのだと思います。
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腹式呼吸 vs 胸式呼吸どちらが効果的?まとめ
腹式呼吸 vs 胸式呼吸どちらが効果的?まとめです。
腹式呼吸も胸式呼吸もどちらも大切ですので呼吸を自在に
コントロール出来るように普段から練習しておくといいかもしれませんね。
呼吸法について詳しく学べる呼吸アドバイザー養成講座もオススメです。
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