座骨神経痛で有名な梨状筋ですが硬くなりやすい筋肉です。
どうして硬くなりやすいのでしょうか?
梨状筋をほぐすとどんな効果があるのでしょうか?
詳しく見ていきたいと思います。
梨状筋とは?
梨状筋についてです。
梨状筋とは、仙骨前面から大腿骨大転子についている筋肉で
股関節の外旋・外転の動きに関わる筋肉です。
歩行時に向きを変えたり、立っている状態で体の向きを変えるときの軸足
の動きで主に使われます。
梨状筋は、硬くなるとお尻の外側あたりに痛みが出たり
太腿の後面にかけて痛みや痺れが出ることがあります。
梨状筋症候群と呼ばれている症状で歩くと楽になることもあります。
また、梨状筋と上双子筋との間から出ている座骨神経を圧迫し
痛みを引き起こす坐骨神経痛の原因となることもあります。
梨状筋症候群と座骨神経痛の違い
梨状筋症候群と座骨神経痛の違いについてです。
梨状筋症候群は、梨状筋が硬くなったり過緊張を起こすことで
坐骨神経やお尻の神経を圧迫してお尻や太もも裏にかけてしびれや痛みが
出ます。
座骨神経痛の座骨神経は、太くて長く腰から足まで繋がっています。
座骨神経に様々な要因で圧迫が加わることで
腰、お尻、太もも裏、ふくらはぎ等に痛みや痺れが出ます。
- 梨状筋症候群は、梨状筋の問題
- 座骨神経痛は、座骨神経の圧迫(脊柱管や梨状筋などに問題)
と言えるかと思います。
梨状筋が硬くなる原因
梨状筋が硬くなる原因についてです。
- 中腰
- 長時間のデスクワークや運転
- 反り腰
主に3つが考えられます。
詳しく見ていきましょう。
1.中腰
草むしりや引越し、ゴルフなどの運動で梨状筋が過緊張な状態が続くと
痛みや痺れが起こります。
2.長時間のデスクワークや運転
長時間座った姿勢のままでいると
梨状筋に負担がかかり痛みや痺れが起こります。
3.反り腰
反り腰となり骨盤が前に傾くと梨状筋が通常の位置よりも引っ張られ
過緊張の状態が続くので痛みや痺れが起こります。
詳しくは↓
梨状筋をほぐす効果
梨状筋をほぐす効果についてです。
梨状筋が硬くなって痛みや痺れが出ている時には、
整形外科に行く人も多いと思います。
しかし、梨状筋が硬くなっているかどうかは、
MRIやレントゲンでは見つけることが出来ません。
症状が強い場合は、ブロック注射となりますが、
必ず改善されるというわけでもないので、
日頃から自分自身でほぐしておくことが一番の予防になります。
- 反り腰予防
- 足の冷え改善
- 座骨神経痛予防
詳しく見ていきましょう。
1.反り腰予防
梨状筋をほぐして柔軟性を保つことで骨盤がいつも正しい位置に戻りやすくなり
反り腰の予防になります。
こちらも合わせてどうぞ↓
2.足の冷え改善
座骨神経は、人間の体の中で小指ほどある一番太い神経です。
梨状筋が硬くなり座骨神経が圧迫されることで下半身の血流が悪くなると
足先にまで冷えることに繋がります。
梨状筋がほぐれることで座骨神経の血流が良くなり足の冷えも改善されます。
3.座骨神経痛予防
梨状筋が硬くなると座骨神経を圧迫します。
梨状筋が硬くなって引き起こされる座骨神経痛は、
梨状筋をほぐすことで予防が出来ます。
座骨神経痛は、痛みや痺れが辛いので日頃からほぐして予防しておくことが
おすすめです。
梨状筋をほぐす方法
梨状筋をほぐす方法についてです。
梨状筋をほぐす注意点
お尻や足に痛みや痺れが出ている原因が梨状筋が硬くなっているのか
座骨神経の問題かを判断することは専門知識がないと難しいことです。
また、腫瘍などの病気が原因の場合もあります。
心配な時には、整形外科で診てもらうことも重要です。
また、痛みや痺れが強い時にストレッチを行うと逆に悪化させることも
あるので注意が必要です。
梨状筋のほぐし方
梨状筋のほぐし方は、
- マッサージ
- ストレッチ
になります。
お尻や足に違和感を感じる程度の場合は、早めにマッサージやストレッチで
改善するようにしましょう。
自分で出来るやり方は、
1.マッサージ
お尻の下、梨状筋のあたりにボールを当て転がすように行います。
痛気持ちいいくらいの圧にしましょう。
2.ストレッチ
梨状筋は、大腿骨頭についていますので
股関節のストレッチを行うことでほぐれます。
梨状筋をほぐす効果!硬くなる原因と解消法!まとめ
梨状筋をほぐす効果!硬くなる原因と解消法!まとめです。
梨状筋は、硬くなりやすい筋肉でもありますね。
硬くなったまま放置しておくと痛みや痺れに繋がります。
痛みや痺れが出る前に普段からの予防が一番ですね。
マッサージやストレッチは、簡単ですので是非試してみてくださいね。
日常生活に取り入れるストレッチとしてチベット体操もオススメです。
◆チベット体操やセルフケアのメルマガも無料なので読んでみて下さいね↓