セルフコンパッションとマインドフルネス の違い!

セルフコンパッションとマインドフルネスの違いについてです。

セルフコンパッションとは、自分への思いやりということだそうです。

自分を思いやる気持ちが高いと幸福感に満たされた人生になるのだそうです。

ではセルフコンパッションとマインドフルネス の違いは?

と思ったので調べてみました。

詳しくみていきたいと思います。

セルフコンパッションとは?

セルフコンパッションとは、

2011年にクリスティーン・ネフ氏の著書

セルフコンパッションから出た言葉です。

心理学の業界でよく使われている言葉のようです。

セルフコンパッションは、自分への思いやり、自己への慈しみ

というふうに訳されますが、あるがままの自分を受け入れるという

意味合いだということです。

あるがままの自分を受け入れるというのは、

不安や怒りなどのマイナスな面と自分への思いやりなどのポジティブな面が

あります。

不安や怒りなどのマイナス感情に対しての対応が上手な人は

セルフコンパッションが高い状態だと言えます。

セルフ・コンパッションは,自分にとって困難な状況において,

自分に優しい気持ちを向け,そのときの経験を良い,悪いと判断することなく

受け入れ,そうした経験が他の人たちと共通していることを

認識することである。

引用元:日本心理学会https://psych.or.jp/publication/world087/pw05/

誰にでも失敗は、あるものですが、そんな時に自分自身を責めてしまう、

なんて自分はダメな人間なんだと思いさらに自己嫌悪に陥ってしまうという時に

自分自身を慈しみましょうということですね。

また、他の人も自分と同様の経験をしたことがあることに

思いを馳せることで共感力も高まります。

セルフコンパッションが高い人は、幸福感が高く

セルフコンパッションが低い人は、不安や抑うつ傾向になりやすい

のだそうです。

そして、セルフコンパッションが高まると気づきが深くなって

全ての命や自然からの恩恵へと意識が広くなり、

感謝と慈しみの気持ちが大きくなっていくということです。

セルフコンパッション鍛える3つのメリット

セルフコンパッション鍛える3つのメリットについてです。

  1. ストレス低減
  2. 幸福感を高める
  3. 精神的回復力が高い

詳しく見ていきましょう。

1.ストレス低減

セルフコンパッションが高い人は、不安感があまりなく

ストレスも溜め込まない傾向にあります。

2.幸福感を高める

セルフコンパッションが高い人は、感謝の気持ちを多く持ち

人生に対する満足度が高い傾向にあります。

3.精神的回復力が高い

セルフコンパッションが高い人は、困難な状況を乗り越える力が強く

精神的な回復力が高い傾向にあります。

セルフコンパッションのやり方

セルフコンパッションのやり方についてです。

セルフコンパッションを高めるやり方は、

私が安全でありますように

私が幸せでありますように

私が健康でありますように

私の悩みや苦しみがなくなりますように

参照元:日本心理学会

自分自身に対して行う慈悲の瞑想ということですね。

チベット仏教では、慈悲の瞑想をたくさんしますが似ています。

ただ、自分に対しての慈悲の瞑想は行わないのが違う点でしょうか。

また、セルフコンパッションを高めるという事は、

セルフヒーリングを行うことと似ていると思いました。

こちらも合わせてどうぞ↓

アファメーション!自己肯定感を高める

マインドフルネスとは?

マインドフルネスについてです。

マサチューセッツ大学医学校名誉教授のジョン・カバットジン博士が

1979年にストレス低減法として開発したプログラムのことです。

今この瞬間に心を置く訓練です。

現代人は、情報の波にさらされ、思考は絶えず動き続けていて

心を今の瞬間に置くということがないような日常を送っています。

そんな日常の中では、不安感や焦燥感に襲われたり

他人の評価が気になることも。

心が鎮まることのない日々は、集中力が落ち、生産性が下がるという

悪循環に陥りがちになります。

マインドフルネスを実践することで

集中力が高まり生産性が向上するようになるため、

多くの企業で研修として取り入れられるようになりました。

マインドフルネスの効果

マインドフルネスの効果は、

  1. 集中力アップ
  2. 生産性の向上
  3. ストレス低減

などの効果があります。

詳しく見ていきましょう。

1.集中力アップ

マインドフルネス瞑想は、今この瞬間に意識を置くことです。

繰り返し行うことで集中力が高まります。

2.生産性の向上

マインドフルネス瞑想を行うことで感情のコントロールが上手になります。

マインドフルネス瞑想は、自分の内面と向き合います。

内面と向き合うことで自分への理解が深まり

感情コントロールも上手になっていきます。

繰り返し行うことで生産性も向上していきます。

3.ストレス低減

マインドフルネスは、元々ストレス低減法として

開発されたプログラムです。

ストレスから起こる抑うつ、不安などの症状が軽減されます。

マインドフルネス 瞑想を繰り返し行うことで

過度なストレスを抱え込むことなくリラックスした状態で

日常を送ることができるようになります。

マインドフルネスのやり方

マインドフルネスのやり方についてです。

マインドフルネス瞑想には、いろいろなやり方があります。

手軽にどこでもできるやり方は

  • 呼吸に意識を向けます。
  • 呼吸法というよりもただ、自分の呼吸に意識を集中します。
  • 5分くらいから始めて、慣れてきたら少しづつ時間を伸ばしていきましょう。

今この瞬間に意識を置くことが重要です。

詳しくは、こちらもどうぞ↓

マインドフルネスのやり方!

セルフコンパッションとマインドフルネス の違い

セルフコンパッションとマインドフルネス の違いについてです。

セルフコンパッションもマインドフルネス も両方とも仏教を

基にしていてありのままの自分を受け止めるというところが同じです。

ただ、私たちは、マイナスの感情が強い傾向にあるので

ありのままの自分を受け止めようとした時に

逆に心が暗くなってしまうということが起きます。

このマイナスの感情をどう取り扱っていくかに主眼を置いたものが

セルフコンパッションのような感じがします。

セルフコンパッションが低い傾向の人がマインドフルネス瞑想を行なっても

なかなかうまくいかない状況は、よくあります。

マインドフルネス瞑想がうまくいかない人は、

まずセルフコンパッションを高めることから始めると

スムーズに瞑想に取り組めるのではないかと思います。

マインドフルネスについて詳しくは↓

マインドフルネス の効果とやり方

セルフコンパッションとマインドフルネス の違い!まとめ

セルフコンパッションとマインドフルネス の違い!まとめです。

セルフコンパッションは、自分への思いやりだとも言えます。

自分への慈しみの心を育む瞑想を続けることでセルフコンパッションは、

高まり満足度の高い人生になることでしょう。

マインドフルネス瞑想がうまくいかない人は

セルフコンパッションから初めてみることが良いかと思います。

問題解決能力も高くなりストレスにも強くなれそうです。

チベットの慈悲の瞑想も素晴らしいですのでオススメです。

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