
チベット体操やヨガのポーズの合間に行う「シャバアーサナ(屍のポーズ)」。
実は、**心と身体を整えるためにとても重要な“休息のポーズ”**であり、リラックスや自律神経の調整に欠かせません。
本記事では、チベット体操と組み合わせることで得られる効果や、やり方のコツ、瞑想との違いについても詳しく解説していきます。
目次
1. シャバアーサナとは?|究極のリラックスポーズ
「シャバアーサナ(Shavasana)」とは、サンスクリット語で「シャバ=死体」「アーサナ=ポーズ(座法)」を意味し、全身を脱力して仰向けになる休息の姿勢です。
チベット体操やヨガのポーズの合間、または最後にこのポーズを入れることで、体と心に起きた変化を“内側に吸収・統合”させる効果があるとされています。
2. シャバアーサナの効果|なぜチベット体操と相性がいいのか
シャバアーサナには、以下のような効果が期待できます:
- ✅ 自律神経のバランスを整える
- ✅ ストレスの軽減と心の安定
- ✅ 呼吸が深まり、緊張がほぐれる
- ✅ 睡眠の質が向上する
- ✅ チベット体操のエネルギーを落ち着かせ、吸収する
特にチベット体操のようにエネルギーを活性化させる動きの後には、**静けさを取り戻す「静の時間」**が必要です。
このポーズはその役割を果たし、全体の効果を高めてくれるのです。
3. シャバアーサナのやり方|自宅でも簡単にできる
▶ 基本のやり方
- 静かな空間で仰向けになります。
- 両足を自然に広げ、手のひらを上に向けます。
- 目を閉じて呼吸に意識を向けます。
- 身体のどこにも力を入れず、重力にすべてを預けるようにします。
- 5〜10分程度行い、終わったらゆっくりと体を動かして起き上がります。
▶ 起き上がり方のポイント
- いきなり起き上がらず、指先や足先から感覚を戻します。
- 横向きになってからゆっくりと体を起こしましょう。
4. 効果的に行うコツと注意点
シャバアーサナを最大限に活かすには、以下のコツを押さえましょう:
- 体を重力にゆだねる(力を抜くことを意識)
- 頭の中を空っぽにする(思考を手放す)
- 呼吸に意識を向ける(自然に腹式呼吸になります)
特に現代人は“脱力”が苦手です。
繰り返すことで、少しずつ「力の抜き方」が上手になり、ストレス耐性が高まり、日常のパフォーマンスも向上します。
5. シャバアーサナと瞑想の違い
どちらも「静けさ」を伴いますが、本質は異なります
比較項目 | シャバアーサナ | 瞑想 |
---|---|---|
目的 | 脱力・リラックス | 意識の集中・観察 |
状態 | 無意識に近い | 意識的に内観する |
呼吸 | 自然な腹式呼吸 | 意図的に整える場合も |
睡眠との違い | 眠る直前のような状態 | 意識を保ったまま内観 |
▶ シャバアーサナに慣れてから瞑想へ進むのがオススメです。
6. まとめ|休息を制する者がエネルギーを制す
チベット体操の効果を最大限に高めるために、「間」のシャバアーサナは欠かせません。
動いて整え、休んで統合する。この流れこそが、真の心身バランスを生む鍵です。
ヨガマット1枚分のスペースがあればすぐに始められるシャバアーサナ。
毎日のセルフケアに、ぜひ取り入れてみてください。
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