普段何気なく行っている呼吸ですが浅い呼吸の場合デメリットは
あるのでしょうか?
原因や改善方法についても詳しく見ていきましょう。
浅い呼吸
浅い呼吸についてです。
2002年大阪市で鍼灸院を開いてからたくさんの方々に
呼吸の指導をさせて頂いてきました。
そのきっかけというのは、鍼を指すときに呼吸と合わせて刺鍼する方法が
あるのですが一人一人の呼吸の深さがまちまちで浅い人が多いことに
気が付いたんですよね。
また、自律神経のバランスが崩れることで起こるさまざまな不調も
呼吸を整えることで改善していきました。
呼吸を変えるだけで不調が改善されていくという体験を
たくさんさせて頂いたので、呼吸の重要性を実感しています。
浅い呼吸とは、どんな呼吸なのでしょうか?
浅い呼吸とは、肩や胸だけで行っている呼吸で、
肺の一部にしか酸素を届けることができず、
血液中の酸素が不足していきます。
そのダメージが最も大きいのが脳だという事です。
また、常に浅い呼吸を続けていると自律神経にも影響を及ぼし
交感神経ばかりが働きがちになります。
また、浅い呼吸の時は、口呼吸である時が多いようです。
普段の呼吸を口で行っていると細菌やウイルスが直接入り込むので
さまざまな弊害を生みますね。
浅い呼吸は、心身にダージを与えるので、
気がついた時に治しておいた方が良さそうです。
浅い呼吸のデメリット
浅い呼吸のデメリットについてです。
呼吸が浅いと酸素を十分に体内に取り入れることが出来ないために
心身にさまざまなダメージを与えます。
- 疲れやすい
- 免疫力が下がる
- イライラしやすい
- 肩こり・頭痛・冷え
詳しく見ていきましょう。
1.疲れやすい
呼吸により肺で取り込んだ酸素は、気管や肺胞などを通して
毛細血管に取り込まれ、赤血球のヘモグロビンによって細胞に運ばれます。
呼吸が浅いと酸素がミトコンドリアに届く量が減りエネルギー産生が
低下して疲れやすくなります。
2.免疫力が下がる
呼吸が浅いと交感神経ばかりが働くようになり心身が緊張状態になります。
緊張状態が続く事で免疫力の低下に繋がります。
3.イライラしやすい
浅い呼吸は、酸素が行き届かず脳も酸欠状態となるため集中力が続かず
イライラしやすくなります。
4.肩こり・頭痛・冷え
浅い呼吸により細胞に酸素が行き届かず交感神経ばかりが働いている状態は
血流が悪い状態です。
血流が悪くなる事で肩こりや頭痛・冷えなどの
不快な症状を起こしやすくなります。
浅い呼吸の原因
浅い呼吸の原因についてです。
- 姿勢が悪い
- ストレス
- 口呼吸
3つが考えられます。
詳しく見ていきましょう。
1.姿勢が悪い
PCやスマホに向かっている時間が長い現代ですが
長時間姿勢が悪い状態が続いたり猫背の場合は呼吸が浅くなります。
猫背などの姿勢が悪い状態というのは、横隔膜を圧迫するため
肺の動きも悪くなるので呼吸が浅くなってしまいます。
2.ストレス
ストレスを感じている状態は、交感神経ばかりが働いている状態です。
身体も緊張状態となり呼吸が浅くなります。
3.口呼吸
鼻で息を吸うよりも口呼吸の場合は、呼吸が浅くなります。
浅い呼吸のチェック!
浅い呼吸かチェックしてみましょう。
自分自身の呼吸が浅いかどうかを調べる
ブレスホールドタイムテストというのが
あるようです。
やり方は、簡単です。
- いつも通りの呼吸をして吐いたところで鼻をつまみます。
- 息を止めた瞬間から息を吸いたくなるまでの時間を計測します。
30秒以内に息を吸いたくなったら、普段から浅い呼吸である可能性が
高いという事です。
浅い呼吸の改善方法
浅い呼吸の改善方法についてです。
浅い呼吸を改善するためには
- 呼吸筋ストレッチ
- 腹式呼吸の練習
2つがオススメです。
詳しく見ていきましょう。
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1.呼吸筋ストレッチ
呼吸は、肺で行われていますが、肺自らが働いているわけではなく
呼吸に関わる筋肉の収縮によって呼吸が行われています。
呼吸筋を鍛える事で浅い呼吸が改善されます。
- 四つん這いになります。
- ゆっくりと吐きながら天井を見ていきます。
- 鼻から息を吸いながら背中を丸めていきます。
- 3回ほど繰り返します。
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2.腹式呼吸の練習
浅い呼吸を改善するためには、腹式呼吸を練習することで
深い呼吸へと変わります。
腹式呼吸のやり方についてです。
- 仰向けになります。
- お腹に手を置くと息を吸った時にお腹が膨らみ、吐いた時にお腹が凹みます。
これが腹式呼吸です。
しばらく続けて起き上がっても同じように呼吸が出来るように練習します。
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浅い呼吸のデメリットと原因!効果的な改善方法!まとめ
浅い呼吸のデメリットと原因!効果的な改善方法!まとめです。
浅い呼吸は、さまざまな不調を引き起こします。
もし不調を感じているとしたなら呼吸が浅いからかもしれませんね。
呼吸筋ストレッチや腹式呼吸を練習する事で
深い呼吸が出来るようになります。
簡単ですので、是非、試してみてくださいね。
呼吸法について詳しくは、呼吸アドバイザー養成講座で行っています。
オンラインでもご受講できます。
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