永平寺で坐禅体験|曹洞宗の聖地で味わう静寂と心の安らぎ

永平寺を訪れた時の坐禅体験について書いてみたいと思います。

坐禅とは?

坐禅は、禅宗における基本の修行方法で、正しい姿勢で座り、雑念を離れて精神統一することを目的としています。
ここでいう「坐る」とは、単に椅子や畳に座るという意味ではなく、無我の境地で心を調える行為です。

坐禅中は姿勢を崩さず、動かないことが求められます。
もし集中が途切れたり姿勢が乱れたりすると、僧侶から肩を軽く叩く「警策(けいさく)」を受けることがあります。


臨済宗と曹洞宗の違い

  • 臨済宗:壁を背にして坐禅を行う
  • 曹洞宗:壁に向かって坐禅を行う

また、「座禅」と「坐禅」の表記の違いもあります。

  • 座禅:座る場所や空間を指すニュアンス
  • 坐禅:座るという行為そのものに重点を置くニュアンス

永平寺とは

永平寺は、福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗の大本山です。
1244年、道元禅師が45歳の時に開き、現在も多くの修行僧が厳しい修行に励んでいます。

広さは約10万坪。樹齢700年といわれる老杉に囲まれた静寂の霊域で、仏殿や法堂などの建物は国の重要文化財に指定されています。
七堂伽藍と呼ばれる修行に欠かせない建物が回廊で結ばれ、修行僧(雲水)が毎日丁寧に磨き上げています。

↑「七堂伽藍」という修行に欠かせない7つの建物が回廊で結ばれています。
修行僧である雲水さんがピカピカに磨き上げています。

永平寺で坐禅を体験

子どもの頃から年末のテレビ番組「ゆく年くる年」で永平寺の光景を見て、
「いつか行ってみたい」と思っていました。

今回はまず日帰りで坐禅体験に参加。事前に曹洞宗や永平寺についてDVDや書籍で学び、当日に臨みました。

永平寺さんは、とても広くて見学やご法話だけでもかなりの時間が

かかるので充実した一日となりました。

坐禅体験は、最初に僧侶の方から説明があり

坐禅のお部屋に入っていくのですが

細かく作法が決まっていてその通りに座ります。

曹洞宗なので壁に向かって座りました。

半眼で坐禅していきます。

警策は、希望者だけだったので私は、遠慮しました。

静寂の中での坐禅体験は、とても素晴らしい体験でした。

坐禅で感じたこと

永平寺の坐禅は、静寂の中で自分の内側に深く向き合う時間でした。
特に、永平寺の坐禅堂そのものがまるで修行のための装置のようで、初めてでも深い集中に入ることができた感覚がありました。

「ただ静かに座る」――それだけでこんなにも心が澄むのかと驚かされます。
この感覚は体験してみないとわからない、言葉では表現しきれないものでした。

坐禅の魅力

  • 初心者でも僧侶の指導で安心して体験できる
  • 雑念が減り、心が安定する
  • 日常のストレスから解放される
  • 呼吸が深まり、体もリラックスする

まとめ

永平寺での坐禅体験は、単なる観光ではなく、自分と深く向き合う貴重な時間でした。
心を静め、ただ「在る」という感覚を味わえる、究極の癒しの時間です。

次回はぜひ宿坊に泊まり、さらに深い修行体験に挑戦したいと思います。
坐禅は、経験すればするほど魅力が深まる実践ですので、興味のある方にはぜひおすすめです。


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