
瞑想やマインドフルネスが一般的になり、**慈悲の瞑想(メッタ瞑想)**も多くの人に実践されるようになりました。
慈悲の瞑想は、仏教の智慧に基づき、自分や他者の幸福を願う瞑想法です。
近年はGoogle社の社員研修でも取り入れられるなど、宗教を超えて世界的に注目されています。
今回は、慈悲の瞑想の意味や効果、初心者でもできるやり方を詳しくご紹介します。
目次
慈悲の瞑想とは?
慈悲の瞑想は、仏教の四無量心(しむりょうしん)に基づく瞑想法です。
四無量心とは、仏や菩薩の心を表す4つの徳のことです。
教え | 意味 |
---|---|
慈(じ) | 慈しみの心。他者を幸せにしたいという心。 |
悲(ひ) | 哀れみの心。他者の苦しみを取り除きたいという心。 |
喜(き) | 喜びの心。他者の幸せを自分の喜びとして感じる心。 |
捨(しゃ) | 平等心。好き嫌いや執着を手放し、すべてを平等に愛する心。 |
この四無量心を日常的に育むための実践が「慈悲の瞑想」です。
慈悲の瞑想の効果
慈悲の瞑想は、単なるリラックス効果だけでなく、長期的な心の変化をもたらします。
1. 思いやりの心が育つ
自分や大切な人、さらには嫌いな人やすべての生き物の幸福を願うことで、深い思いやりが自然に育まれます。
2. 心の安定とストレス軽減
人間関係のストレスや対人不安が和らぎ、心が穏やかになります。怒りや嫌悪感が減少することが多くの研究でも示されています。
3. 自己否定の解消
自分を慈しむ瞑想を行うことで、自己否定や過剰な自己批判が減り、自己肯定感が高まります。
4. 脳と感情のバランス改善
慈悲の瞑想は副交感神経を優位にし、セロトニンの分泌を促します。幸福感や安心感が高まります。
慈悲の瞑想のやり方(基本ステップ)
慈悲の瞑想は堅苦しく考える必要はありません。大切なのは「心を込めて願う」ことです。
1. 姿勢を整える
- 椅子または床に楽に座り、背筋をまっすぐにする
- 目を閉じて軽く呼吸を整える
2. 自分への慈悲
- 「私が幸せでありますように」
- 「私の苦しみがなくなりますように」
- 「私の願いが叶いますように」
3. 親しい人への慈悲
- 「私の大切な人が幸せでありますように」
- 「大切な人の苦しみがなくなりますように」
4. すべての生き物への慈悲
- 「生きとし生けるものが幸せでありますように」
- 「すべての存在の苦しみがなくなりますように」
5. 難しい相手への慈悲
- 嫌いな人や自分を傷つけた人に対しても同じように祈る
- 最初は抵抗を感じても、繰り返すことで心のしこりが解けていきます
広く行われている慈悲の瞑想全文を記載します↓
私が幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願いごとが叶えられますように
私に悟りの光が現れますように
私が幸せでありますように(3回)
私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい人々の願いごとが叶えられますように
私の親しい人々に悟りの光が現れますように
私の親しい人々が幸せでありますように(3回)
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように
生きとし生けるものに悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)
私の嫌いな人々が幸せでありますように
私の嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々の願い事が叶えられますように
私の嫌いな人々に悟りの光が現れますように
私を嫌っている生命が幸せでありますように
私を嫌っている生命の悩み苦しみがなくなりますように
私を嫌っている生命の願い事が叶えられますように
私を嫌っている生命に悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)
慈悲の瞑想を続けるコツ
- 毎日数分でもいいので習慣化する
- 朝起きたときや寝る前に行うと効果的
- 短くても良いので気持ちを込めて行う
- 最初は自分や大切な人から始め、徐々に対象を広げる
まとめ
慈悲の瞑想は、仏教における重要な修行であり、現代では心のケアや人間関係の改善にも役立つ実践法です。
続けることで、思いやりと心の安定が自然に育ち、日常生活が穏やかで豊かなものになります。
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