鎖骨の周辺は、肩こりに関係する筋肉やツボ、リンパがあります。
鎖骨の柔軟性が失われると肩が動かしにくくなり肩こりに繋がります。
鎖骨をほぐして肩こりを解消しましょう。
詳しく見ていきましょう。
鎖骨と肩こりの関係
鎖骨と肩こりの関係についてです。
鎖骨は、胸骨や肩甲骨と繋がっていています。
鎖骨の周辺には、リンパや血管、多くの神経が密集しているので
鎖骨の柔軟性が失われると老廃物が溜まりやすくなります。
- 片手を上に上げてみてください。
- 次に鎖骨を押さえて片手をあげてみます。
鎖骨を押さえて片手をあげようとしても手をあげることが出来ないと思います。
鎖骨が圧迫されると肩の可動域が悪くなってしまいますね。
鎖骨の柔軟性を取り戻すと肩こりだけでなく首こりや頭痛の改善にも
つながります。
鎖骨ほぐし
鎖骨ほぐしについてです。
鎖骨ほぐしのやり方は
- マッサージ
- ツボ押し
- ストレッチ
3種類をご紹介します。
マッサージ
- 鎖骨上部斜角筋のマッサージ
- 鎖骨と第一肋骨との間のマッサージ
- 胸鎖乳突筋のマッサージ
3つのセルフマッサージ を行っていきます。
詳しく見ていきましょう。
1.鎖骨上部斜角筋のマッサージ
鎖骨上部の窪みは、硬くなっている人が多く、肩こりの原因にもなっています。
上から軽くマッサージを行います。
リンパの流れや血流も良くなり緊張がほぐれてきます。
2.鎖骨と第一肋骨との間のマッサージ
鎖骨と第一肋骨の間を中央から外側に向かって軽くマッサージを行います。
鎖骨外側の窪みには、深い呼吸が出来るツボもありますので、
軽く押してあげます。
3.胸鎖乳突筋のマッサージ
首を横に向けるとつまめる筋肉を上から軽く押してあげます。
ツボ押し1
鎖骨周りのツボについてです。
鎖骨ほぐしの時に軽く押してあげることでリンパや血液の流れが良くなります。
痛気持ちいいくらいの圧で押しましょう。
- 欠盆(けつぼん):鎖骨中央の窪んだところ
- 肩髃(けんぐう):肩先の骨の前後の中間点のすぐ下にある窪み
- 気戸(きこ):乳頭線上の鎖骨下際
- 中府(ちゅうふ):鎖骨の端と腕の骨とがぶつかったところの窪み
ツボ押し2
首〜鎖骨・肋骨あたりの神経や血管が圧迫されることで肩や腕、手のしびれや
痛みなどを自覚するようになる胸郭出口症候群の解消にもオススメのツボです。
肩こりとして自覚されることも多いので日頃からこまめにツボ押しして
おくことで予防にも繋がります。
- 気舎
- 欠盆
- 気戸
- 中府
4つをご紹介します。
1.気舎
鎖骨の上際にあるツボです。
気管の近くにあり呼吸の気が流れることから気舎と呼ばれるようになった
ツボです。
喘息、喉の腫れや呼吸器系で使います。
肩や首の強張りや痛みの時の使うツボです。
2.欠盆
鎖骨上部の窪みにあるツボです。
喘息、喉の腫れや呼吸器系、腰痛の時に使います。
腕への痺れが出ている時に使います。
3.気戸
肺の上にあり気の門戸という意味で気戸と呼ばれるようになったツボです。
鎖骨中央の下際、乳頭線上に取ります。
喉の腫れや胸肋部の痛み呼吸器系の疾患の時に使います。
肋骨や鎖骨周りで圧迫が起こっている時に使います。
4.中府
中焦の気と肺の気が集結するところから中府と呼ばれています。
中府は、鎖骨の外側の端から指の幅1本分下へ降りた場所にあります。
喉の腫れ、鼻づまり、呼吸器系の疾患などで使います。
腰痛や肩の痛みにも使います。
ツボの押し方
ツボの押し方についてです。
ツボは、左右両方にありますので、ツボ押しの時には、両方のツボを押します。
左側だけあるいは右側だけに痛みがある場合でも両方のツボ押しが効果的です。
左側のツボを押す時には、右手、右側のツボを押す時には左手を使います。
心地良いくらいの強さでゆっくりと息を吐きながら押していきます。
3〜5回ほど繰り返しましょう。
ストレッチ
鎖骨には
- 胸鎖乳突筋
- 僧帽筋上部
- 鎖骨下筋
- 大胸筋
- 三角筋前部
と5つの筋肉がくっついています。
これらの筋肉が硬いと鎖骨が動きにくくなり肩こりの原因となります。
ストレッチで筋肉をほぐして鎖骨の柔軟性を取り戻しましょう。
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鎖骨ほぐしで肩こりから解放される方法!まとめ
鎖骨ほぐしで肩こりから解放される方法!まとめです。
鎖骨は、肩こりの筋肉やリンパ、ツボと密接な関係があります。
鎖骨ほぐしを行うことで肩こりが解消されます。
鎖骨ほぐしで筋肉の緊張を緩めることから始めてみましょう。
鎖骨ほぐし は、お風呂上がりなど日々の生活の中で習慣になると
肩こり予防にも効果的です。
また、チベット体操で鎖骨ほぐしを行うこともオススメです。
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